ブルガリア日食紀行2
昼頃にアエロフロートで成田〜モスクワへ行き2泊。2年ぶりのロシアですが、前回は極寒のシベリア平原だったので、大都市に感激。トロリーバス等日本ではあまり見かけない物もあります。ちなみにモスクワで99年の7月、青森県のみちのく銀行が出資したモスクワ支店が日本の銀行としては初めて開業し、日本大使館が第一号の口座を作りました。翌日はバスで市内観光。有名な赤の広場では帽子にバッジを付けた売り子がやってきて、いろんな物を売りつけてきました。更に驚いた事は、赤の広場に通ずる地下道の入口でホームレスの母娘がルーブルを皆にねだってきました!同情するなら金をくれと言う事か。でもここに来るまでに給料3ヶ月分の費用がかかったし、私も金が欲しい立場です。98年に大リーグで66本のホームランを打ったサミー・ソーサは、ドミニカのスラム街出身。幼かった頃の彼は、靴磨きをしながら家計の一部を支えたと某特番で知りました。彼女たちにその気はあるのかな?確かに98年の夏、ルーブルが通貨切り下げで紙屑同然になったのだから、同情の余地はあります。でもそれだけでは生きていけないので、ロシア人には底力を出して国内景気を復興させて欲しいです。ついでに北方領土も返還して。…午後からはスペースコントロールセンターに行きました。所長さんから「これから宇宙ステーションミールの管制室へ行きます」と聞き、ついていくと驚きました。二階建ての吹き抜けで、一階が管制塔です。前方の世界地図はロシア領を大きく囲むように線が引かれています。その内側でミールからの情報を受け取るようです。そこも自由に撮っていいらしい。ツアー客の記念シャッター音が静まると、やがて管制塔は緊張感に包まれた。交信が始まったらしい。別の管制塔に案内されます。そこではミールの映像が見られて、元TBSの秋山さんの姿もありました。天文ファンにはたまらないツアーです。翌々日は観測日。土地の人から「どうゆう経緯であなた達はこの場所を探したのか?」と聞かれた方もいるらしい。ここは殆ど日本人が訪れた事も無く、道中は珍しいもの見たさでバスの中へ好奇の視線が集まっていた。後ほど続きを書きます。
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