おひつじ
2002/02/03 22:00
方位:西カラ北側8゚
高さ:26゚

掲示板書込
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5等星 19個
見つけ方
秋の四辺形を升にした巨大なひしゃくをつくる。そのひしゃくの柄(アンドロメダ座)となった3つの星の南側に、升と柄の付け根の星(アンドロメダ座α星)と同じくらいの明るさの星がある。これが2等星ハマール。
歴史
このあたりの星ぼしは、バビロニアの時代から星座が設定されていたが、それは羊の姿をかたどったものではなく、農耕に関係がある星座だったようである。プトレマイオスの48星座の1つ。黄道12星座の弟1座。黄道12星座の弟1座を占めるのは、むかしこの星座に春分点があったからである。このあたりの星ぼしがおひつじ座となったのはギリシャの時代である。ギリシャ神話によると、ボイオティアの王アタマスのふたりの子ども、フリクソス王子とヘレー王女が、王の後妻によって殺されそうになった。このとき、大神ゼウスが子どもたちをコルキスの国へ逃がすため、空を飛ぶ金毛の羊を差し向けたとされている。のちにこの羊が天に上げられておひつじ座になったのだという。